今は寒くてキャンプツーリングには行けません。私の趣味をちょっと投稿します。
私はプログラマーとして結構長くシステム構築に携わってきました。現在でも非常勤でシステムの改修を行っています。
業務システムが主ですが、マイコンを使った「電子工作」も得意な分野です。
そしてこの「電子工作」はなるべく素子を単体で購入して手作りを心掛けています。
今までには何十個? の作品を制作しては納得したら壊し(部品取り)、また違うものを制作しては壊ししてきました。
今回紹介するのは今現在稼働中のパイナップル栽培装置です。
まず、パイナップルの冬越しが目標で、さらに数年後に果実ができれば目標以上です。ある植物園でパイナップルの実が熟して、あたり一帯がパイナップルの香りに包まれているのを見てこれをやろうと思いつきました。
パイナップルは、購入した果実の先を水に浸して発根させ鉢植えにしました。パイナップルは気温が10度以上必要とのことでここで電子工作を利用しました。
(10年程前にも鉢植えにして部屋の中に入れたのですが温度管理ができないのと日光不足ですぐ腐ってしまいました)
◇温度制御装置 (ニクロム線以外は、自分で持っていた部品ですが単品で新規に購入すると千円余りかかると思います)
材料 ・ATMEGA328P(マイコン)
・温度センサー(温室もどきの中にあり写真にはありません)
・SSR(半導体リレー)
・7SEGLED(1桁だけど2回の点滅で2桁表示)
・300ワット ニクロム線
・状態表示に赤・緑の小型LED
・汎用 小型基板
・マイコンの電源はUSB型充電器を利用
◇家には小さいサンルームがありますが夜間はほぼ外気温と同じです。ここに簡易的な温室を置けば温度管理と日光の取込みができそうです。
簡易温室をホームセンターで箱型タイプが2000円位であります。春になれば解体するし、安いほどいいのでダイソーにて材料を購入して手作りしました。(多分330円程)
材料 ・園芸用グラスファイバー支柱
・園芸用針金
・梱包用詰め物(プチプチ)
長いグラスファイバーを円形に丸めて上下に配置、針金でそれを支えて、プチプチで覆えば出来上がりです。
温度管理はセンサーで温室内の温度を計測し、12度以下になればヒーターに通電し、14度以上になればヒーターの電源を切るだけです。
ただ300Wといえどそのまま100Vを通電すると即座にニクロム線は真っ赤に発熱します。
マイコンでPWM制御して室温により1/2~1/5の発熱にコントロールしています。
最大の工夫: 金をかけない、手作りをモットーにしています。ニクロム線(¥150)を買ったけどこれをどのように(何の上に)配置するか。
いろいろ家の中を探して何か所も穴の空いた陶器の置物があったのでその置物の穴に線を通していざ通電。すぐにニクロム線は真っ赤に発熱し
チョットの時間で「ピシッ」と音が、陶器にひびが入りました。そこで考えたのが現在の材料、ホームセンターで薄板のレンガを買ってドリルで穴あけしてこの形です。穴の位置は考えずとにかくニクロム線の保持のみを考えたので不格好ですが、性能的には文句なし??
発熱と同時にレンガにも蓄熱するのでより室温は安定しているかも?
1枚目の写真が今日現在ですが、どこまで成長するか楽しみです。なんちゃって温室はこの鉢の上にスッポリ被せます。
またしばらく先に経過報告いたします。